Artists

下田真由美  SHIMODA Mayumi

1984年 熊本県生まれ
2007年 女子美術大学 絵画学科洋画専攻卒業
   

展覧会

2006年 「GEISAI#10」東京ビッグサイト
2007年 個展「in the forest」HEARTLAND六本木 、東京
2008年 「GEISAI MUSEUM#2」東京ビッグサイト
  「go!shiodomeジャンボリー2008」汐留シオサイト、東京
  「GEISAI#11」東京ビッグサイト
  「アミューズアートジャム2008」京都文化博物館
  「go!shiodomeX'masアートマーケット2008」汐留シオサイト、東京
2009年 「GEISAI#12」東京ビッグサイト
  「TAGBOATスプリングアワード2009」クレアール青山、東京
  「go!shiodomeジャンボリー2009」汐留シオサイト、東京
  「TAG BOATオータムアワード2009」東京交通会館
  「go!shiodomeX'masアートマーケット2009」汐留シオサイト、東京
2010年 グンゼ「BODYWILD」PANTS ARTOGETHER(アーティストコラボ)
  「汐留博覧会2010」汐留シオサイト、東京
  「新潟2010オフィスアートストリート」新潟市
  「Kawaii賞展」西武渋谷、東京
  「冬の汐博2010」汐留シオサイト、東京
2011年 個展「Beginning = Afterimage」Ohshima Fine Art
2015年 個展「Rainbow in the room」 Ohshima Fine Art
   
受賞歴
2006年 GEISAI#10 MTVスカウト賞
2009年 TAGBOATオータムアワード2009 審査員特別賞

未だに風景画というカテゴリが存在できるなら、これらの作品は、風景画であると、まず考えてみよう。
しかし、登場している動物や、植物や、建物や、船などはどれも同じように太い輪郭線(とあえて断言しておく)だけで描かれ、まるで対象物の「面」には全く関心が無いようなスケルトンでそこに存在する。普通ではあり得ない風景画である。
これらの創作は、究極に最低限の骨組みのみの表現で、それが下田真由美の色々なものの捉えかただと気が付くのだ。

こんな話は関連しないだろうか。
人間は、物を見るときに、時間差で部分部分でしか“見えて”おらず、その一部分毎の断片を繋ぎ合わせて一つのものと認識している。上や、横や、斜めから見たものを、記憶の中の情報と瞬時に照合して一つのものに統合させている。
そして、みんなの共通認識の集積が、‘その形’を成立させている、という社会性の意味も帯びるてくるのだと思われる。
さて、立体物を投影して出来る従来の『絵画』は、三次元のものを二次元の画面に無理やり描きこんで、三次元のものがそこに‘在る’とか‘居る’という暗黙の約束で観賞するのである。
ということを、下田真由美は最初から明るく軽く破棄している。奥行きが無くて、透けていて、ごく平面的で、輪郭のみのミニマムな構成を追求している。
この件は、いわゆるキュビズムのことでは勿論ない。

そこで、下田真由美のこの創作はそれぞれ、記号≒アイコンなのでは、と思い当たる。
シンプルに分かり易い方向に収斂していくアイコンはまさに下田の作品に現れるモチーフそのものではないか。
これらの作品は、下田真由美が感受し、伝達したい世界なのだ。時代と共に日々進化する、まさに現代的なアイコンを風景画に落とし込み、彩りの配色による印象そのままに、メルヘンチックに、ポップに、踊るように、今を駆け抜けていく。

關於藝術家:
如果至今風景畫這個類別還能存在的話,要先試著將這些作品認為是風景畫。
但是,登場的動物、植物、建築物、船等,不論?個都只是以一樣粗的輪廓線(我敢斷言)描繪,而對象物的「表面」就像是完全不被在意的骨骸般存在著。普通來説是不可能的風景畫。
這些創作,僅以最低限度的骨架來表現,這被認為是下田真由美捕捉各種物品的方式。
這是不相關的話?。

人在觀看東西的時候,因為時間差的關係,只能“看得見”一部分一部彬的物體,而透過毎一部彬斷片的組合連接,來將其視為一個物體。並將由上面、側面或斜邊所看到的東西,與記憶中的資訊作及時的參考而整合成一個東西。然後,大家共識累積而成,被視為帶有社會性意味的“形式”即可成立,。目前,傳統由立體物品投射而畫出的「繪畫」,其實是被迫將三次元的物體繪製成二次元的畫面,而人們也默許三次元的東西在那存在般觀賞著。
下田真由美從一開始即輕易地?棄了這些事。追求沒有深度、透明,非常平面、只剩輪廓的最小化構成。 這個例子當然不是什麼所謂的立體派。

因此,下田真由美的這類創作,可被認做是≒符號。簡單易?的符號本身可能就是下田作品所呈現的基調。這些作品是下田真由美所感受、所想要傳達的世界。隨著時間推移而不斷發展,現代的符號確實融入風景畫中,令人留下印象的配色方法就這樣童話似地、流行地、如跳舞般穿過。